今日は「何でレンズがくもりやすくなったか」と「保存液との相性で角膜に傷をつける可能性」について書きました(‘ω’)ノ
目次
そもそも2週間レンズのお手入れ方法が間違っていた!!
ほんとう衝撃でした。
「プロクリアワンデーにコンタクトレンズを変えたらめっちゃ視界がクリアになった( ゚Д゚)!」の続きです。
ドライアイが酷くなった上にレンズの曇りが凄かったので、他のレンズを調べたところ「ドライアイの人に最適!」とアキュビューオアシスが紹介されているのを見てアレ?となった私。
どういうことだろう?とGoogle先生と一緒に調べてみました。
「シリコーンハイドロゲル」はタンパク汚れに強いけど、脂質を吸収!
私が使っていた「アキュビューオアシス」は裸眼時に角膜に届く酸素の量を100%としたときの98%もの量の酸素が角膜に届き目に優しいと言われているレンズで素材は次世代素材「シリコーンハイドロゲル」です。
この「シリコーンハイドロゲル」、実はタンパク汚れには強いけど、油汚れ(脂質)にはめっぽう弱いんですって!。
これ、眼科とかコンタクトレンズ屋さんでは一切言われなかった!
「タンパク汚れ」に強いんですよ♥
としか言われない!(もちろんそれは本当なので嘘ではないですが)
昔のコンタクトレンズは酸素透過率が悪く、タンパク汚れが残りやすいことから煮沸消毒とかが必要でしたが、それは全く必要なくなるものの、
今度は2週間で捨てないと脂質で汚れるぜ!でも目には優しいんだぜ!、という素材だったのですね。
冬場レンズが汚れやすい、そんな経験ないですか??
私の場合、めっちゃ心当たりがありまして、裸眼だと殆ど見えないのでお肌のお手入れなどが終わってからレンズをはずしていました。
顔にたっぷりNIVEAの青缶を塗った後です。一応手はソープで洗うものの、ソフトレンズはつまんでとるので、まぶたなど触りまくりですから・・・・
さらに寝る前にロクシタンのハンドクリームをがっつり塗り、起きたあとはレンズをすすいで装着・・・・・
特に冬の寒い状態だと油分って白くなりますからね
解決するには脂質汚れを落とす洗浄剤があればOKらしい
代表的なものだと、チバビジョンのミラフローなどがあります。
他にも各社から出ていますが、脂質汚れに対しては「脂質汚れ用の洗剤」をタンパク汚れにはタンパク汚れに特化した洗剤を使うと良いということですね。
レンズの表面処理は商品によって違うので、このレンズでダメでもあのレンズならOKということがあるそうです。
私は使用環境が劣悪だったので、そのあたりも気を付ければイケル!と踏んでまたアキュビューオアシスも購入しました(‘ω’)ノ
ちなみに洗浄液も相性悪いヤツだった( ゚Д゚)アララ
「一時期アカントアメーバでどうのとかニュースになっていた気がする」と思って、眼科や薬局で聞いたのですが「ソフトコンタクトレンズで使えるものなら大丈夫です」と言われました。
もしかしたらアカントアメーバの件はさておき相性悪いものでも2週間でちゃんと交換していればさほど問題ないのかもしれません。
現に私は角膜の傷などは言われたことがありません
アカントアメーバに対する洗浄効果について
このアカントアメーバは最悪失明にも至る角膜炎や脳炎を引き起こす可能性がある菌で重症化しやすく、治療が大変とのこと。
怖さは コチラの川本眼科さんの記事が分かりやすいです。
どこにでもいるものだが通常は免疫力で問題なく、眼に傷が付いていたりして、さらに不衛生な状態だと細菌を食べてアカントアメーバが増殖してしまうとのこと。
レンズは1日でこんなに縮み、それを保存液が抑えている
ソフトレンズ使用者が普段よく使う保存液は一本で洗浄・すすぎ・消毒・保存のすべてを行うことができるタイプを使っている人が多いと思います。
こういったオールインワンタイプを「MPSタイプ」(マルチパーパスソリューション、多目的溶剤)といいます。
保存液を吸収することでレンズが縮まないので、そのまま装着するMPSは洗浄力を抑えめにしており、この洗浄力が問題になったのが そのときのニュースでした。
テストに合格したのは2種類だけ
国民生活センター調べによると8時間漬けてアカントアメーバに対する十分な消毒効果が得られたのは「エピカゴールド」と「レニュー」の2品とのこと。
特に洗浄力を義務付ける法令などはなく、きちんと「清潔な手、容器などを使っていれば免疫が勝ち問題ない」ので実験に使われたその他の製品メーカーは「問題なし」と判断しているようです。
シリコーンハイドロゲルレンズとレンズケア用品の相性に関する実験
以下は道玄坂糸井眼科医院の院長 糸井素純先生が発表されているものです。
試験結果 ステイニング総スコア一覧|ソフトコンタクトレンズとレンズケア用品の適合性(相性)について
シリコーンハイドロゲルレンズとマルチパーパスソリューション(MPS)の組み合わせにより発生する角膜ステイニングについて数多くの検討が進められており、コンタクトレンズとレンズケア用品には適合性(相性)があるという認識が広まりつつあるという内容です。
要は相性が悪いと眼に細かい傷がつく恐れがあるということ
角膜ステイニングは角膜上皮障害で、角膜に細かい傷が付くということです。とても微細な傷なので通常の人は短時間で治るとのこと。
あれ・・・
細かい傷がついてアカントアメーバに感染したらやばいですね(゚д゚)
2009年の結果ではありますが、結果を見る限り消毒成分「PHMB(塩酸ポリヘキサニド系)」が軒並み相性が悪いようですが、現在発売中のロート Cキューブ ソフトワンのシリーズも同じ消毒成分なので少しでも眼に異常を感じたら、ちゃんと眼科へ行こう!という結論に着地(っ´ω`c)
こちらもメーカーの調べでは問題ないと判断しているものであり、色んな記事を読んできちんと清潔な状態で使っていれば問題ないと私も感じました。
保存液に浸かっている時間が短い2週間や1か月の使い捨てレンズなら猶更ですね!
※なお普通のソフトコンタクトレンズも1~2年の寿命です。
私の環境がドンピシャだったのでアキュビューオアシスに変えた
ちょうどアドバンスプラスの方を使っていて、オプティフリーだったのを「ロート Cキューブ ソフトワン クール」に変えたのでコレも ちゃんと洗浄できずレンズがくもったりドライアイが酷くなった原因の一つだったかもしれないです。
実験結果を見るとアキュビューオアシスとの相性はそんなに悪くないので再度購入。
さらに今は1dayメインで装着時にシャーッと濡らすだけなため使い勝手の良いソフトワンを使い続けています。
※ちなみにロートの「Cキューブ ソフトワン」シリーズはレンズケースがボトル上部にくっついて乾かせるので最高に便利で大好きです。
ドライアイの方はモイストもありますよ。私はクールが好きですけど。
ご自身のレンズがシリコンハイドロゲル素材のものでなければ、この相性の話は関係ないのでお間違いなきよう!製品が悪いという意味ではないです。
本当にボトルのデザインは最強です(*´ω`*)♪
まとめますとコレだけ
長々と書いて一体何が言いたいのよ!って思った方もいるかもしれない。
私の結論は「ミラフローを買っておこう」と「清潔な状態で使おう」です。