モールス [DVD]amazon評価 ★★★★3.9/29件レビュー Yahoo映画評価 ★★★★3.81点/305件レビュー |
Photo via the LEXI cinema
あっキックアスのクロエ・モレッツが出てるー、という理由で見た映画
amazonのレビューで書いている人が居ましたが、huluのあらすじを読んで、すっかり虐待されている少女がモールス信号で隣に住む少年に助けを求める話かと思ったのですが全然違いましたw
切なげ恋愛のド派手ホラーです。
なお、wikiを見てみたら2010年の公開で全世界の興行成績は2400万ドルに達し、数々の賞を受賞した作品でした。
そんな結果も納得の面白さ&分かりやすさです。私は好きです、見て良かった(*´ω`*)
あらすじ
舞台は1980年代のニューメキシコ州
高濃度の酸を浴び救急搬送されてきた男性。
彼は事件の容疑をかけられていて刑事に「悪魔崇拝のためにそんなことをしてたのか」と聞かれるが何も答えない。
刑事が電話で席をはずしていた間に彼は窓から飛び降り死亡してしまう。
「すまない、アビー」という書き置きを残して・・・。
その二週間前に遡る
両親の離婚が決まり母親と二人暮らしのオーウェン。
学校では同じ学年の子より一回り身体の小さいオーウェンは「女の子」扱いされ、酷いイジメを受けていた。
母親は食事の用意や息子の生活を気にかけてはいるもののアルコールに溺れ宗教に傾倒しているため、いじめや友達が居ないことに気付かない。
オーウェンの父親と離婚のことで揉めているためオーウェンは父親にも会えていない。
すぐ連絡が取れるよう母親は12歳のオーウェンにマンションの中庭から出ないよう言って聞かせている。
オーウェンはその言い聞かせを守り雪が降り積もる中、いつも一人で時間をつぶしていた。
そんなオーウェンの趣味は自分の部屋から望遠鏡でご近所さんの生活を覗くこと。
ある日、夜遅くに裸足の少女と父親が隣に引っ越してくるのを見かけた。
次の日いつものようにオーウェンが中庭で遊んでいると隣の少女アビーがやってきた。
「友達になれない」
という宣言を突然されるものの、母親が居ない上に誕生日も知らず、ルービックキューブすら知らないアビーに、孤独を募らせたオーウェンは惹かれていく。
アビーも段々心を開き二人は孤独を共有し仲良くなっていく。
怒鳴り声の聞こえる隣の部屋の様子を心配したオーウェンは、モールス信号の表を用意しアビーに渡した。
二人はモールス信号で壁越しにコミュニケーションを取り始める。
しきりに普通の女の子ではない、と心配するアビー。
親密になるうちにアビーの驚愕の秘密が明らかになる・・・
ゆる感想
私はモールスのハリウッド感好きです!(スウェーデン映画の「ぼくのエリ」のリメイク版です。)
原題は「LET ME IN」受け入れてと劇中のセリフがかかっとるせいか、モールス描写が殆どなくて(?_?)でした。
したらば原作の小説が「モールス」という名前なのですね、納得。
原題のままでも良かったんじゃない?という気がしないでもない。ウム。
ちょっとしたサスペンス風味とCGで描かれる迫力映像。
1983年が舞台なので所々に挟まれる小ネタも面白かった。(ゲーセンでのカルチャークラブの曲とか店員の服装)
シリアスで大事なシーンなのにアビーがKISSのTシャツ着てたりwあれはwww
私は虐待されている系の話かと勘違いしていたので途中で本当にビックリしました(笑)
でも面白かったです!!!
R15も納得の凄惨なイジメのシーンや、スプラッターなシーンがありますので、お子様には見せないように!
クロエモレッツの演技力が凄すぎです。
病院でのシーン、表情は特にオォォでした。切なす。
微妙な表情の変化とかスゴイすなぁ(*´∀`*)あぁネタバレしまくりたい。
かなり重要な補足
重要ですが、ネタバレちっくなのでお気を付けください>>>
本編からカットされたシーンで
【アビーがキッカケとなったときの事をイメージで伝え、オーウェンが涙を流しアビーの辛さを共有する】
という大事なシーンがあります。
「Let Me In Deleted Scene」で検索すると出てくるかも・・・?
なお衣装がかなり中世っぽい..気がした..
それがあるのと無いのでは冒頭で挟まれる「善と悪の演説」や、恐怖のあまり父親へ電話した時の「この世に悪はあるのか」と言っていたのにアビーを助けるシーンの意味合いが随分違うなぁと思うのですよ。
あと、ロミオとジュリエットとか。
あー、色々言いたいことがあるのですが、それはネタバレすぎるので言えない( ;∀;)