現在公開中ですが、もうそろそろ公開終了な映画『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』を食いしん坊な私の目線でご紹介したいと思います!
ちょっと怖くて勇気が出るファンタジー作品なのでお子様と一緒に観たい作品です。
目次
素晴らしく美しい映像で描かれるファンタジー・アドベンチャー
スティーブン・スピルバーグ監督×ディズニーが送る本作『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は、とにもかくにも映像が美しい!!!
家族の居ない孤独な少女と優しい気持ちを持った巨人の出会いや友情、ドキドキハラハラな冒険劇が描かれます。
『チャーリーとチョコレート工場』などの著者である児童文学の巨匠ロアルド・ダールの『オ・ヤサシ巨人BFG(原題:The BFG)』が原作ですから、大人も童心に帰ってほっこり優しい気持ちになれる映画になっています!
『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のあらすじ
https://youtu.be/qtfJpXr3_xQ
ロンドンの孤児院で暮らす10歳の少女ソフィー。夜ごと彼女は戸締りを確認し懐中電灯で本を読むが、ある日の真夜中“巨大な手”により毛布ごと持ち上げられ“巨人の国”へ連れ去られてしまう。
ソフィーを連れて行ったのは寝ている子供たちに“夢”を送り届ける優しい巨人BFG(=ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)だった。お互いにひとりぼっちだった二人は心を通わせ、いつしか“奇妙な絆”が生まれる。
BFGよりさらに大きくて凶暴な巨人たちが行っている恐ろしい出来事を知ったソフィーは、イギリスの子供たちとBFGを守るため、あることを思いつく…!
ここから先は「ちょっとネタバレあり!」
本編に登場するあの食べ物たちは!?
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絶対に食べたくない「おばけキュウリ(snozzcumber)」
巨人族はBFG以外(美味しい方の意味で)人間が大好きです。特に子供は柔らかいんですって…!
人間のことを食料としか思っていない巨人族ですが、それもそのはず。
巨人の国で他に食べられるものは物凄く大きくて気持ち悪めな“おばけキュウリ”のみ。おばけキュウリは原文では“Snozzcumber”という造語です。
BFGは少しお話するのが苦手でよく“言いまつがい”をしています。 このあたりの翻訳も凄くキュートでお気に入りです。私は字幕で見ましたが、BFGの言い間違いを音で聞くのもとっても楽しいですし、おませに訂正するソフィーもすごくカワイイです。
話を戻しまして、見た目と言い間違いを加味するとSnot Cucumberから来ているのではないか、と思いました。直訳すると鼻水キュウリです…絶対食べたくないですね(;’∀’)
それが正解かどうかはさておき、美味しくない“おばけキュウリ”に比べたらヒューマンビーンズ(人間豆)たちはとても美味しいというのも分からなくないですよね。ちなみにこの人間豆と訳された単語“Human beans”も、英語で人間という意味の“human beings”とかけられています。
BFGの“言いまつがい”は本当に和やかな気持ちになります。
ある意味ベジタリアンなBFGが作る“プップクプー”
さて、BFGはまずくてもまずくてもおばけキュウリを食べ続け、姿を見られた人間の子どもを仕方なく連れてきた後も大事にしています。
過去の話が明らかになると序盤の寂しそうな瞳も理解出来ますが、そんなBFGも思わずニコニコしてしまう“プップクプー”という不思議な飲み物。炭酸のような泡が立つ緑色の液体で、巨人も大好物の飲み物です。ちなみに原文では“frobscottle”という名前です。
動画→https://youtu.be/32oAC-dghPs(一部シーンが公開されています。クリックで開きます。)
そのプップクプーの何が不思議かというと、泡が上下逆さま!この飲み物を飲むと劇中で表現されるようにゴキゲンな“プリプリプー”が聞けるというものです!
正直このあたりはちょっとお下品なギャグでもあるのですが、小学生はもちろん大人までゲラゲラ笑ってしまうカワイイシーンです(笑)しかも原料はなんとおばけキュウリ!
美味しくないものまで努力で楽しむBFG、最高ですね!!
いつかプップクプーを飲んでみたいのですが、プリプリプーを披露して良いか悩みどころです。でもみんなで飲めば怖くない!
「ここから先ネタバレあります」
助けを求めたあの場所で食べていた料理ってなんでした?
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英国王室で食べたソフィーとBFG、初めての“ご馳走”朝食!
ソフィーは女王陛下に助けを求めることを思いつき、BFGとバッキンガム宮殿へ向かいます。
そこで二人の活躍で女王はBFGとソフィーを歓迎するため朝食をふるまうのですが、その食事シーンが最高にかわいかった!そして美味しそうでしたよね!!
孤児院に居たソフィーもさぞ嬉しい朝食でしたでしょう!
食べていたものはトースト、半熟の目玉焼き、キノコのソテー(Sauteed Mushrooms)、ストロベリー・クリームなど舞台である英国らしい朝食メニューが並びます。
テーブルの上には他にもスコーンや色とりどりのケーキなどもありました。
via Strawberries & Cream | Malt Kiln Farmshop
ストロベリー・クリームはもっとミルクみたいな液体状の生クリームをかけるイメージでしたが、もりもりホイップです。ソフィーは目の前にあったシリアルを押しのけて嬉しそうでしたね!
ちなみにBFGのいちごにはホイップらしきものが見えなかったので伝統的なものだったのかも知れません。
BFGの目の前の中央にあった丸い食べ物は一体なに!?
分からなすぎて3回観に行きましたが結局分からず、Google先生に聞いてみた結果、もしかしたらパンケーキでもイングリッシュマフィンでもなく、クランペット(crumpet)という食べ物ではないでしょうか!?
ちなみに公式が食事シーンを一部公開してくれていました・・・!
(ココをクリックするとYoutubeが開きます。ネタバレしています)
かなり似ていて私の中ではコレで落ち着きました!
Crumpet with berry compote recipe
↑海外のお料理サイトです。
ちょっと怖いけどステキなハッピーエンド!結末も大好き!
最後にBFGの耳が大きな理由とBFGの苦手な野菜も分かってニヤニヤしてしまった私でした。とってもすてきなファンタジーです。
BFGの表情などはすべてCGとのことですが、ものすごく優しい顔をしていて何度か泣きそうになりました。光と影が非常に美しい映画で大きいスクリーンで見ると幸せ倍増!オススメです。
原作も読みたいなぁ~(*’ω’*)✨