試写会で観ました。正直に申し上げますと私は合わなかったです。
何故かというとハッピーエンドが好きなのと、軽い映画が好きだから!あとドキュメンタリーとかもあまり見ません。
クライム映画好きですが私が好きなのは成り上がりとか、コメディチックとか、夢に浮かれる感じのテイストであって、しょっぱなから「この映画はそういうんじゃありません」と言わんばかりにポスターの見た目通りのジョニデが登場します。
どちらの肩も持たない事実に基づいた記録みたいな映画のように思いました。そしたら、ちゃんと見ると”実録物”とか書かれていて勝手に私が勘違いしていただけと判明しました。スミマセン
とにもかくにもジョニー・デップが怖すぎて怖すぎました( ;∀;)
目次
ブラック・スキャンダル(原題:Black Mass)あらすじ
実際に起こったFBIの汚職事件でアイリッシュマフィアのドンが成り上がるクライムムービーです。
原題はブラックミサ=悪魔のミサなんですね。舞台のマサチューセッツの略称の方かもしれないけど💦
あらすじ
マサチューセッツ州ボストン南部(Southy・サウシー)で育ったバルジャー兄弟とマフィアを撲滅するための捜査班に所属するFBI捜査官のジョン・コノリーは幼馴染。三者三様の道を選び、兄のジェームズ・”ホワイティ”・バルジャーはアイリッシュ・マフィア(アイルランド系アメリカ人のマフィア)のボス、弟であるビリー・バルジャーは政治家になっていた。
FBIのコノリーはイタリアンマフィアを町から追い出すために幼いころの憧れの人であり、地元の有力者である”ホワイティ”バルジャーの力を借りることに。FBIと密約を交わし情報屋となった”ホワイティ”バルジャーは立場を悪用して敵対する組織を壊滅させるが、出世欲の強いコノリーは大喜び。
そしてコノリーのおかげでFBIの”ご加護”がついた”ホワイティ”バルジャーの権力はどんどん巨大化する。お金や名声、権力に惑わされ歯車が狂い始める…
主要キャスト
ジェームズ・”ホワイティ”・バルジャー:ジョニー・デップ
ジョン・コノリー:ジョエル・エドガートン
→あのスターウォーズのオーウェンおじさんが!?というくらい雰囲気違ってビックリしました。(最近はいっぱい出てますけどねw)
ビリー・バルジャー:ベネディクト・カンバーバッチ
チャールズ・マクガイア(FBIの上司):ケビン・ベーコン
フレッド・ワイシャック(新しい検事):コリー・ストール
→打ち切りになった”LAW & ORDER:LA”を最近見ていたので何かちょっと嬉しかったですw
ケヴィン・ウィークス:ジェシー・プレモンス
マリアンヌ・コノリー:ジュリアンヌ・ニコルソン
ブラック・スキャンダル感想
今回ネタバレに近いことを書きまくっているのでお気を付けください。
オレ流を貫き通すジェームズ・”ホワイティ”・バルジャー
予告で「誰かに見つかったら消せばいい」と字幕が入っているのですが、音声は「If Nobody Sees It, It Didn’t Happen」って言ってるんですね。本編では訳も「誰にも見られていなければ、それはなかったことと同じ」的な訳に変わっていました。
簡単に言うとそういう考え方の人です💦
老婦人に優しいし、真っすぐな人ではあると思うんですけど、彼の純真さに誰もついてこれないというか。映画にも描かれていたあの事がキッカケで心が麻痺しちゃったんだろうなって思いました。
あとプレゼントね。プレゼントも人柄が現れていますよね。
ジョニー・デップが怖すぎて他の映画に影響出るレベル
古臭い感じのサングラスにハゲのヅラ、特注のブルーのコンタクトと見た目からして「ここまで変わるのか」と驚きます。本当に別人レベル。
もし見るなら是非字幕で見ていただきたいのですが、言い回し、間、言い方、本当に怖い。怖すぎる。
間違ったことをしないで義理を通せば紳士なのですが、そういった点を忠告するときも怖い。ほんと怖い。怖かった(´;ω;`)
あまりに怖すぎて私の好きな今までのジョニデ面白作品も素直に見れなくなりそうです(/ω\)
特に怖いのは食事のシーンとコノリーの妻に”忠告”するシーン。言葉だけを拾えば”体調を心配している”だけなのにスゴイ怖くてチビるかと思いました。私こんな人が近所に居たら借金してでも引っ越します。怖いよ!!
なおアイリッシュって私の中では赤毛+そばかすorダークヘア+明るい青や緑の瞳なイメージだったので、金髪碧眼にビックリしたのと、ちょっとコンタクトが気になってしまいました。
ベネディクト・カンバーバッチの出番含め予想と違いすぎた
こういっては何ですけど、私は予告が良くなかったなって思いました。
予告を見るとオシャレな音楽が流れているので「事実は小説より奇なり!」みたいなスタイリッシュなクライムムービーを想像しちゃったんですよね。(私だけ?)
確かに年代の切り替えあたりでオシャレな音楽は流れましたが、もっと泥臭いというか本当に事実を伝えている印象を受けて途中から「まじ怖い(´;ω;`)」ってなってました。
そしてベネ様の件はネタバレなので言いませんけど、ベネ様のご活躍を期待して映画を見ると肩透かしをくらいます。←わたしのこと
これだけだと何ですので一つ付け加えると、ブラック・スキャンダルに登場するベネディクト・カンバーバッチさんは、アメリカンホラーストーリーなどに出演するリリー・レーブ(Lily Rabe)さんに激似で驚きました。たぶんホッペのせい。
以上です(‘ω’)ノ✨実録系がお好きな方は是非映画館で怖いジョニー・デップ様をご確認ください(*‘∀‘)
公式HP
映画『ブラック・スキャンダル』公式サイト