食で地域を盛り上げる!地域おこしワークショップ『OZE FOOD VILLAGE part 1』レポート!村の魅力は村人が一番知ってる!

食で地域を盛り上げる!地域おこしワークショップ『OZE FOOD VILLAGE part 1』レポート!村の魅力は村人が一番知ってる!

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oze-food-village[23]さて、先日少し書きましたが勝手に片品村応援サポーターに就任しまして、私は食で地域を盛り上げるワークショップに参加してきました。

主催は片品地域未来振興協議会の皆さんです。

第一回は村を愛する方々が集まって、良いところや問題点などを話し合いました!今回はその様子をレポートします♪

片品村がどんな場所にあるか、などは前回の記事をぜひ見てみてくださいね💛
群馬県 片品村を勝手に応援したいのでどんなところか紹介してみますのページ

ワークショップの狙いは「地域おこしの起爆剤の一つに」

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片品地域未来振興協議会を運営する(株)ユニココの若尾さん

観光の目玉になるような“片品村と言えば○○”といったメニューやお土産がまだなく、県外の人に特産などがあまり知られていません。

そういうものを作ることができれば観光客や移住者の増加につながるのではないか、そういった地域おこしの起爆剤の一つになれば、という思いでこの「OZE FOOD VILLAGE」というプロジェクトが始まったそうです。

ワークショップでは片品村の良いところ、出来てないところを考えて、そこから目玉となるようなメニューを考えてみようというものです。

プロのイケメン料理人町田雄一郎さんも参加

左:町田シェフ 右:会長の小石さん
左:町田シェフ 右:会長の小石さん

元ミシュラン掲載店を営業していたシェフの町田雄一郎さんもワークショップに参加されました。

南麻布で9年ほどビストロを運営。その後、赤城牛を使った上尾ごはんというお店をプロデュースされています。

専門はフレンチで、片品村の特産品は事前に聞いているけど地元の食べ方は知らないので皆さんに教わってコラボしながら楽しい一品を作りたいとコメント。

町田シェフも「フラッグシップとなるようなメニューをみんなで考えていきたい」と仰っていました。

当日夜にみんなでお話した際に感じたのですが、町田シェフはとにかく思いついたことを実行する力に長けている方で、面白いこと新しいことも柔軟に取り入れようとする方でした。

凄く心強い先生ですね(*‘∀‘)

地域おこし協力隊や村でお店を営む方も参加

参加者は地元で旅館を営む方や、村営直売所でもある「かたしなや」の方、地域おこし協力隊の方、役所の方など、村を愛する住人の皆さんが集まっていました。

皆さんお仕事や家事の合間を縫って参加してくださったそうなのですが、こんなに熱いワークショップ初めて見た!というくらい活気に溢れていました(*‘ω‘ *)✨

村おこしのワークショップがスタート!

oze-food-village[2]4つのグループに分かれ、大きな紙とポストイットが配られワークショップスタート。

どんどん意見が出てきて、あんなに皆さんが能動的に意見を出しているワークショップは初めて見た気がします( *´艸`)✨

まずは初めに良いところ・改善点をどんどん書き出す

oze-food-village[3]片品村は目玉となる名産品が無いというお話を聞いていたのですが、出てくる出てくる片品村の良いところ!

こういうところが出来ていない、という点も沢山出てきますが、人手があれば実現はさほど難しくなさそうな悩みも多そうでした。

メニュー作りのヒントに:シェフの作ったアイディア料理

oze-food-village[4]合間でフレンチが専門の町田シェフがインドカレーの作り方を本場の友人に教わったが、それがとても相性が良さそうということで豆のカレーのベース、また片品村の特産であるトマトの日持ちする調理方法の提案がありました。

 

★トマトのオイル漬け(コンフィ)

油が酸化しないように気を使えば冷凍が可能なため夏の美味しいトマトを冬でも食べられる上に、漬けている油もドレッシングとして使えるそうです。

作り方は、塩で水分を出したあと、オリーブオイルとニンニクを入れて低温でじっくり加熱。焼く、煮るといったイメージではなくトマトを離水させるイメージで火を入れれば完成とのこと!

トマトだけをトッピングに使ってもいいし、ハーブなどをあえてサラダにするのもオススメなんだとか。

フレンチで”火を入れる”というのは、過熱か塩を入れて”離水させる”ことを言うんだと聞いて驚きました( *´艸`)✨

★形の崩れたトマトもカレーにしてしまえば全く問題なし!
oze-food-village[7]片品村ではトマトと豆が美味しいと聞いたので豆カレーを作ってくれました!
今回はフレンチでよく使うレンズ豆を使っていました。シェフいわく片品村でとれる豆の方がホクホクして甘味があるのでより美味しくなります、と仰っていました。

村の方にお聞きしましたが、片品村は海抜1000mあるので豆類が大変おいしく、白いんげんや花豆、大白大豆が特に有名だそう。

白いんげんは有名なお店と契約している農家がいるほどなんだそうです。

ちなみに今回試食したのはカレーの”ベース”なので、これにトマトをもっと足したり、具材を増やしたりして色んなバリエーションが増やせるそうです。小麦を入れておらず、とろみはトマトから出来ているんですって!スパイシーで美味しかったです。

★トマトはガスパチョにしてハーブで工夫しても◎

oze-food-village[8]ガスパチョとはトマトの冷製スープですが、これも崩れたトマトを使えるし、夏バテの時期にも取り入れやすいとオススメされていました。

またこの地域おこしではハーブガーデンをやっています。そこでドーンと鉢がでてきました(゚д゚)!
ハーブはこんな活かし方もあるということで、町田シェフが「オレガノ」を持参してくださいました!oze-food-village[9]ハーブをひとかけ入れるだけで味と香りにアクセントがつくので、お客さんにやってもらうと面白いと思うという提案も!oze-food-village[10]こんなちょっとでも香りがちゃんとして美味しいし不思議でした( *´艸`)✨

 

驚いたのが、実は村民の間ではこういったトマトのコンポートやトマトソースとして保管するのは当たり前に昔からやっていたんだとか!

当たり前すぎて、それは名物になるとは思いもしなかったっておっしゃっていたのが印象的でした。

大量に採れてしまうので昔からの知恵なんですね(*‘∀‘)✨

続いて出た意見を元にメニューを考えてみます

oze-food-village[11]胃袋と脳を刺激したところで、いよいよメニューを考えます。

若尾さんより考えるときのポイントして以下の4つがありました。
・1年中、観光客に喜んでもらえるようなもの
・片品村の特産品を使っているもの
・ここに来ないと食べられなさそうなもの
・応用しやすいもの(自分の色・味が出しやすい)

皆さん一生懸命考えてらっしゃいました( *´艸`)次から次へとアイディアがポンポン出てきます!

最後に各チームから発表!良いところ凄く沢山ある!!

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いくつか出てきた案をピックアップさせていただくとこんな意見がありました。

片品村の良いところ>
・水がおいしい
・野菜がおいしい
・豆ともち米もおいしい
・人(特におばちゃん)が優しい
・温泉がたくさんある
・はげ盛り(大盛りメニューのこと)
・夏が涼しく食欲が落ちない(過ごしやすい)

改善したいところ>
・ランチが終わるのが早い
・19時以降に気軽に食べられるお店がほぼない
・喫茶店がない
・代行がほとんどない(ので全員でお酒を飲めない)
・魚の流通が悪い
・飲食店の種類が少ない(本格派のインドカレーなどを食べるお店がないんだそう)
・良いところが沢山あるのに外に向けてアピールが出来ていない

ワークショップの感想

課題であがった「良いところが沢山あるのに外に向けてアピールできていない」というのは長野県にお邪魔したときも聞きました。やはり町内や県内で色々施策をしても旅行に来てくれる人や移住してくれそうな人にアピールするのは難しいですよね。

今回のこのワークショップで生まれたメニューが有名になってみんなが片品村に遊びに行くことが増えると良いなぁって聞いていました。

なお、皆さんの考えたメニューは第二回のワークショップで試作品を味見させていただきました★

そのレポートはまた後日( *´艸`)すばらしかった &レシピも公開してくださるそうなのでお楽しみに~(‘ω’)ノ✨

この日の会場は「花咲の湯」

oze-food-village[13]温泉も楽しめ、お料理だけでもOKな「花咲の湯」は、とってもキレイでした!

oze-food-village[14]また「雪下にんじん・もち米・花豆・塩みるく」などなど変わり種のジェラートもあり、美味しいのでオススメです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ちなみにここで片品村といえばの超巨大な”花豆”の甘納豆とかも買えるんですよ♪oze-food-village[16]すんごい大きくてホクホクなので豆好きの方は是非お試しあれ♪

買って帰りましたが、大きさにみんな驚くし、味も甘さ控えめで美味しいホクホクの甘納豆なので喜んでもらえました★

花咲の湯

●名 称/花の駅・片品「花咲の湯」
●所在地/群馬県利根郡片品村花咲1113
●TEL.0278-20-7111 FAX.0278-58-4433
●サイト:http://www.hanasakunoyu.com/

お宿は「ら・ぱれっと」さんにお邪魔しました

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夜遅くなってしまったので、会長の小石さんが経営する「ペンション ら・ぱれっと」に泊めていただきました(*’ω’*)

このペンションは「最新の設備が!」とか「ピカピカにキレイ!」とかではないもののアットホームな印象でお料理が凄く美味しくて感動しました。

あったかいオーナーとアットホームな建物のペンション

oze-food-village[18]ベッドなどもモチロン清潔で安心。

ジェットバスは20年ほど前の新築当時のもので、もちろん問題なく湯船には浸かれシャワーもあるものの故障部分があるんだとか。

部品がなく修理ができないそのジェットバスを入れ替えない理由などをお聞きしたところ、設備にお金をかけるのではなく宿泊料金をなるべくリーズナブルにおさえたいと仰っていました。

というのも、ペンションって家族で来られる方が多いので、家族全員で移動する旅行は大変大きい出費になりますよね。そのお値段を抑えることで毎年来れたりするんだそうです。

しかもこの美味しいお料理のおもてなしがあるので、結婚記念日やお誕生日に来る方も多いんですって!

もともと片品村が温泉もりだくさんな場所なのでペンションのすぐ近くにも温泉がありますしワークショップ会場となった花咲の湯までも車なら5分程度です。

確かにそれなら内風呂のジェットバスがやたら新品になって高くなるより、リーズナブルに泊まれる方がお客さんも嬉しいですよね( *´艸`)

ちなみに盛りだくさんのお料理が出てくる理由は“食事は旅の一番の楽しみで好き嫌いがあるかもしれない、物足りないという思いはさせたくない”という理由なんだそうです。

おもてなしの心がすごい!!ぜひお出かけあれ✨

じゃらんで口コミを見ることができます★冬以外はじゃらんを殆ど利用されていないそうなので、気になる方は電話で問い合わせてみてくださいな♪
ペンション ら・ぱれっと

翌日は廃校になってしまう小学校の最後の運動会を見学

oze-food-village[22]山に囲まれた小学校はチーム名も武尊山(ほたかやま)、至仏山(しぶつさん)、白根山(しらねさん)にちなんでおり、子供の数が少ない分、地域の大人やお年寄りも全力で参加していて温かい気持ちになる運動会でした。

廃校になってしまったので、今年の4月からはバスで30分以上かかる場所まで通うんだそうで、子供だけでなく親も大変ですよね。

町のことが大好きでも移住者が少ないと、どんどん人数が減ってしまうから難しいところですね。私は観光しに行って応援したいな!って思っています(‘ω’)ノ✨どなたか一緒に行きませんか?w

それではまた、片品村ワークショップのレポートしたいと思います!